Insights — 安全
海外研修の安全管理で、送り出す前に確かめるべきこと
学生を海外に送り出す教育機関が、研修の運営者に確かめておきたい安全管理の項目をまとめました。キミタビの体制と、外務省の危険情報の確かめ方もあわせて。
文:株式会社IMPACT ASIA
海外研修を学内で承認するとき、最後まで残るのは安全の問いです。研修の運営者に、次の項目を確かめておくことをおすすめします。
確かめたい8つの項目
- 渡航先の危険レベル:外務省の海外安全ホームページで、活動する地域のレベルを確かめる。国全体ではなく、地域ごとに見る。
- 現地の連絡体制:滞在中、運営のスタッフに24時間連絡がつくか。誰が、どこにいるか。
- 大使館・領事館との連携:緊急時に連絡する体制があるか。
- 医療:日本語で受診できる医療機関はあるか。宿泊先からの距離は。
- 毎日の確認:学生の体調を、誰が、いつ確かめているか。
- 生活のルール:門限、夜の外出、移動の手段。
- 保険:海外旅行保険への加入は条件になっているか。
- 記録:これまでの事故・事案の記録を、結果として出せるか。
キミタビの場合
| 項目 | 体制 |
|---|---|
| 危険レベル | 活動地域(首都プノンペンと郊外)は、外務省の危険情報でレベル1(十分注意)。タイとの国境から30km以内(レベル3)は活動の地域に含めていない |
| 連絡体制 | 現地駐在スタッフが24時間対応し、毎日の安否確認 |
| 大使館 | 在カンボジア日本国大使館との連携体制 |
| 医療 | 日本人医師が常駐する Sun International Clinic・Sunrise Japan Hospital Phnom Penh と提携。日本語で受診できる |
| 毎日の確認 | 体調と振り返りを毎日記録し、スタッフが翌朝までに確認 |
| 生活のルール | 門限は翌日に活動がある日は22時、休みの前日は24時(標準) |
| 保険 | 海外旅行保険への加入が参加の条件 |
| 記録 | 2026年夏の4回で、救急搬送・警察対応を要する事案は0件(結果の記録であり、約束ではありません) |
学内で共有しておくこと
- 緊急時に、研修の運営者から大学へ、大学から保護者へ連絡する順番
- 学生の緊急連絡先・保険・パスポートの情報を、誰が持つか
- 危険レベルが変わったときに、研修を中止・変更する判断を誰がするか
海外である以上、リスクをゼロにはできません。だからこそ、何をしているかを先に書いて、確かめていただける形にしています。
